- HOME>
- スイカの健康力
スイカの健康力
健康への期待
-
血糖値を下げる
中性脂肪を減らす
血圧を下げる
認知症を防ぐ
利尿作用
病気の予防
-
-
血糖値を下げる
スイカは血糖値負荷が低く、食品の血糖値の負荷程度を知るための指標ではニンジンと同じくらいの指標です。
-
-
-
中性脂肪を減らす
スイカには中性脂肪を減らす働きがあることがわかっています。米国心臓病協会もスイカと中性脂肪を減らすことにに関する声明を発表しています。
-
-
-
血圧を下げる
フロリダ大学の研究者グループが、スイカには血圧を下げる働きがあると発表しています。シトルリンやカリウムがこの作用に関係するようです。
-
-
-
認知症を防ぐ
認知症は脳の血流を良くすることで予防できます。そのためには血管を丈夫にすることが大事で、スイカに含まれるリコピン、βカロテン、シトルリン、カリウムを摂取することが有効です。
-
-
-
利尿作用
スイカには豊富な水分と体の余分なナトリウムを排泄するカリウムが含まれており、さらに尿を生成するシトルリンとアルギニンも含むため、この作用につながると考えられています。
-
-
-
病気の予防
スイカは喘息、アテローム性動脈硬化症、糖尿病、結腸癌と関節炎等に繋がる炎症を鎮める効果をもっています。スイカの栄養分が引き起こす抗酸化作用のためと考えられています。
-
美容への期待
-
美白効果
保湿効果
シミ・タルミ予防効果
血流改善効果
ダイエット
-
美白効果
スイカに含まれるβカロテンは体内でビタミンAに変換され、肌の新陳代謝を促します。また、リコピンには抗酸化作用があります。これらによって肌を美しく白く保たれるといわれています。
保湿効果
新陳代謝が弱まると皮脂が失われて肌が乾燥します。スイカを食べることは保湿効果の高いシトルリンやコラーゲン繊維を丈夫にするビタミンCを摂取することで、肌に潤いをもたらします。
-
シミ・タルミ予防効果
スイカに含まれるビタミンCは、皮膚の弾力性や伸縮性の維持に役立つのでシミやたるみの予防効果が見込まれます。
-
血流改善効果
女性が悩みがちな、むくみ。その原因は血液循環が悪くなり、水分が血液中にたまるためと考えられています。シトルリンは血液改善効果的と言われており、手足のむくみを軽減します。
-
ダイエット
スイカに多く含まれるリコピンには肥満を促進する炎症反応を抑え体脂肪を燃焼する働きがあります。甘みはありますがカロリーは少ないので体脂肪を減らす効果も期待できます。
5つの良質な成分
シトルリン
アミノ酸の一種であるシトルリンは、美容と健康に効果的な女性の味方です。
1930年にスイカの果汁から発見されたもので冷え性や手足のむくみ、
新陳代謝の改善や疲労回復効果などが期待されています。
詳しくはこちら
参考文献・研究機関からの声明
- 出展:スイカ摂取で健康の維持・推進と生活習慣予防-神話から科学への進化
つくば生命科学研究所
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構フェロー
農学博士 田中敬一
- Perkins ・Veazie. P. etal.
Watermelon packsa powerful lycopenepunch.Agri. Res. Magazine 50: 12 ・13. 2002 - Lyocopene はトマトと同様にスイカやマンゴーに多量に含まれており、抗酸化剤として癌抑制効果については良く研究されてきた。
これらの癌には 前立腺癌、乳癌、肺癌、胃癌、直腸癌等がある。
また、心筋梗塞、脳卒中で死亡する原因の大部分は血栓症で、血管内で血小板が凝集して起きる病気であるが、
スイカはその血栓に繋がる血小板凝集を抑制する作用が強いことも報告されている。
- USDA(アメリカ農務省) の研究
- 生のトマトよりもスイカの方が約40%も多くLycopeneが含まれていることが分かった。
そこで、Lycopene 含量を同じにして、生のトマトより吸収が良いとされる加熱加工したトマトジュースと生のスイカジュースを
男性 11 名、女性 12 名が摂取したところ、血液中の Lycopene 含有量は同じであった。
このことからスイカは生のまま食べても Lycopene が効率よく体内に吸収されることが分かった。
- the American Journal of Clinical Nutrition
- 直腸癌ポリープを持つ患者の血中 Lycopene 含量は正常な被験者より35%低下しており、血漿中の Lycopene 量が 70mg 以下では 230%危険率が増すと言う。Lycopene の抗酸化能力は心臓病に結び付くような活性酸素による細胞の損傷から体を守るのに役立っている。
また白血球細胞内の DNA 保護は Lycopene の役割の一つであることが示された。
- the Asia Pacific Journal of Clinical Nutrition (Jian L, Lee AH, etal.)
- スイカ等の Lycopene 含量の高い食品や緑茶をとると前立腺癌進行の危険をかなり減少させることができることを示した。
130人の前立腺癌患者と 274人の正常者を対象とした調査結果から緑茶をよく摂取していた 86%は前立腺癌の危険性を減少させることができた。また、両者を共に摂取することにより効果的であった。
- Am J Physiol Endorich Metab. 2006 Nov; 291 (5): E906 ・12. Epub 2006 Jun 13
- スイカに多く含まれる Citrulline は肝細胞の尿素サイクルの中で Alginine に代謝され、血管に並ぶ細胞によって作られる窒素酸化物の基質として用いられる。この窒素酸化物は血管を緩め ることによる血圧低下や免疫機能に関わる。インシュリン抵抗性のタイプ 2 糖尿病患者に Alginineを経口投与することにより効果的に糖尿病が改善されたと言う報告がある。
(Am J Physiol Endorich Metab. 2006 Nov; 291 (5): E906 ・12. Epub2006 Jun 13)
また、これはバイアグラ等による機能勃起障害改善を効果的にする。
- Science Daily (Aug. 15 2007)
- Citrulline は体内の肝細胞でいくつかのアミノ酸に代謝され、それが細胞分裂や傷の治癒を助ける。
- Journal of Chromatography A Volume 1078. Issues 1-2 17 June 2005, Pages 195-200
- Citrulline は必須アミノ酸ではないが窒素酸化系で使われ、酸化防止剤としての能力が非常に高い。
普通のスイカとタネナシスイカではそれぞれ 16.6 及び 20.3 mg/g dwt の Citrulline が検出され、赤色スイカは黄色やオレンジのスイカよりやや少なく、それぞれ 7.4、28.5、14.2 mg/g dwt.であった。果皮の Citrulline は果肉より多くそれぞれ 24.7 及び 16.7 mg/g dwt.となったが、生重量では 1.3 及び 1.9 mg/g fwt.と果肉の方が多くなっていた。
- Wada. M (1930) "Uber Citrullin, eine neue Aminosaure im Presssaft der Wassermelone, Citrullus vulgaris Schrad.". Biochem. Zeit. 224: 420.
- Citrulline は新たなアミノ酸として 1930 年に和田によりスイカから発見され、スイカのラテン名 Citrullus からとられた。